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プララーダ、すぐれた献身者の中でも最高の者⑱

悪魔たちの死体が甘露に触れると、その死体は雷に打たれたようになった。大きな力を与えられて、死体は雲を貫く稲光のように起き上がった。

主シヴァを見ると非常に残念そうに失望しているようだった。至上神格権現・主ヴィシュヌはマーヤ・ダナヴァの創り出したこの厄介な状況をそのように止めるかを考えていた。

それから主ブラフマーが子牛になり、主ヴィシュヌは牝牛になって、正午に悪魔たちのいる住居に入った。そして、井戸の中のすべての甘露を飲み干した。

悪魔たちはこの子牛と母牛を見ることができた。しかし、至上神格権現のエネルギーによって創り出された幻想のために、甘露を飲むのを止めることができなかった。強力な神秘力を持つマーヤ・ダナヴァは子牛と母牛が甘露を飲んでいたことを知るようになった。そして、このことは神の見えざる力であると理解することができた。それで、彼はどうしようもない悲嘆に襲われている悪魔たちに言った。

マーヤ・ダナヴァは言った:最高主によって、主自身またそのほかの者たちのために、あるいはその双方のために運命付けられていたことは、どこの誰であっても、それが神々、悪魔、人間であっても、それ以外のいかなる者でも、元に戻すことはできない。

ナーラダ・ムニは続けた:その後に、主クリシュナは宗教、知識、放棄、豪華さ、謹厳生活、教育、活動というご自身のエネルギーによって、主シヴァに必要なすべての装備を与えた。それらは二輪戦車、御者、旗、馬、象、弓、盾と矢であった。このようにして主シヴァは完全に装備が整えられた。彼は二輪戦車に座り、悪魔たちと戦うために弓に矢を番えた。


プララーダ、すぐれた献身者の中でも最高の者⑰

親愛なるユディシュトラ王よ。歴史的に非常に古い時代に、マーヤ・ダーナヴァとして知られる悪魔がいて、技術的知識に非常に優れていた。この悪魔の優れた能力のせいで、主シヴァに対する評価が下がったことがあった。そんなことが起こって、至上神格権現・クリシュナは主シヴァを助けた。

ユディシュトラ王は言った:どんな理由で悪魔のマーヤ・ダーナヴァが主シヴァの評判を打ち消したのでしょう?そして、どのように主クリシュナは主シヴァを助けたのでしょうか?そして再び主シヴァの評判を拡大したのでしょうか?どうかこれらの事柄について説明してください。

ナーラダ・ムニは言った:主クリシュナの慈悲によって常に力を与えられている神々たちがアスラたちと戦いを繰り広げている時、アスラたちは打ち負かされてしまったので、悪魔たちの中で最も強力なマーヤ・ダナヴァに助けを求めた。

マーヤ・ダナヴァは悪魔たちの中でも指導的な立場にあり、見えない住居を三つ用意して、それらを悪魔たちに与えた。これらの住居は金と銀と鉄でできた飛行船に似ていた。そしてそれらの住居には珍しい品々が積んであった。親愛なるユディシュトラ王よ。これら3つの住居のために、悪魔たちの指揮官は神々からは見ることができなかった。この優位性を利用して、悪魔たちは以前打ち負かされた敵への執念から、高位、中位、下位の惑星構成からなる三界を征服し始めた。

その後、悪魔たちは高位惑星系を破壊し始めると、それらの惑星の支配者たちは主シヴァに完全に身を委ねて言った:親愛なる主よ。三界に住む私たち神々は今にも征服されそうです。私たちはあなたに従っているのですから、どうか助けてください。

最も強力で大きな能力を持つ主シヴァは神々を元気づけて言った。「恐れることはない」。それから彼は弓に矢を番え、悪魔たちが陣取る3つの住居目掛けて矢を放った。

主シヴァに放たれた矢は太陽から炎のような光線が放射されるように見えた。そしてその放射される光がそれらの3つの宇宙船の住居を覆った。ところがその時にはもう宇宙船は見えなくなっていた。

主シヴァの黄金に輝く矢によって、それら3つの住居にいるすべての悪魔的な住民たちは命を失い、倒れこんだ。それから、強力な神秘力を持つマーヤ・ダナヴァはその神秘力で甘い蜜の出る井戸を創造しその中に悪魔たちを放り込んだ。

プララーダ、すぐれた献身者の中でも最高の者⑯

至上神格権現を実際に理解することができる人による宗教原則というものは、バガヴァット・ダルマと呼ばれる。したがって、この物語において、これらの原理が扱われ、それらは確実に超越的であり、適切に記述されている。

全能なる至上神格権現・ヴィシュヌについてのこの物語を聞き唱える者は、確実に失敗することなく物質の束縛から自由になる。

プララーダ・マハラージは優れた献身者たちの中でも最高の献身者である。この物語で語られるプララーダ・マハラージやヒランニャカシプの殺害、至上神格権現・ナラシンハ・デーヴァに関して大きな関心を傾けて聞くものは誰でも、確かに不安のない精神世界に到達することができる。

ナーラダ・ムニは続けた:親愛なるユディシュトラ王よ。あなたたちパンダヴァ家の者たちはみな非常に幸運である。というのは至上神格権現であるクリシュナが人間のようにしてあなたたちの宮殿にお住みになったのです。偉大な聖者たちはこの幸運を熟知している。それなので、彼らはいつもこの宮殿を訪問する。

非人格ブラフマンはクリシュナ自身である。なぜならクリシュナが非人格ブラフマンの源であるから。主は偉大な聖者たちによって探求される超越的至福の源である。それでもなお主は至上の人格ある人であり、あなたの最も親愛なる友人、いつも見方になってくれるお方で、あなたの肉体的伯父の息子として親密な関係をもっている。たしかに、主は常にあなたの身体と魂のようで、崇拝に値するお方である。それでも主はあなたの召使のように振舞われ、ときとして精神的教師として振舞われた。

卓越した人物である主シヴァや主ブラフマーでも至上神格権現・クリシュナの真実について適切に述べることができない。沈黙の誓いを立て、瞑想、献身奉仕、放棄を守る偉大な聖者によって、すべての献身者の保護者として崇拝を受ける主よ、どうか私の奉仕に満足されますように。

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