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完全なる社会:4層からなる社会構成①

この章は続いて人間の一般的な原則について述べられる。そして、特に精神生活における進歩に関心を持つ者が完成を遂げることができる。

プララーダ・マハラージの性格について聞くことによって、マハラージ・ユディシュトラはこの上ない喜びを感じた。そして、ここで彼はナーラダ・ムニに人間にとっての本当の宗教とは何であるのか、そして人間の文明でもっとも質の高いと位置づけられるヴァルナーシュラマ・ダーマの特徴について質問をした。

マハラージ・ユディシュトラがナーラダ・ムニにこれらの事柄について尋ねたとき、ナーラダ・ムニは自分の意見を述べるのをやめ、主ナーラーヤナの意見を引用した。なぜなら、主は宗教的戒律にとっての最高の権威(ダルマン・トゥ・サクサッド・バガヴァッド・プラニータン)であるからであった。すべての人間は30種の性質を身に付けることを期待されている。例えば、正直さ、慈悲心、謹厳生活など。宗教原理にしたがう方法はサナータナ・ダルマとして知られている。これは永遠の宗教である。

ヴァルナーシュラマ制度はブラフマナ、クシャトリヤ、ヴァイシャ、シュードラという4区分によって構成される。これはまたさらに進んでサンスカーラ制度となる。ガルバダーマ・サンスカーラは子供を妊娠するための儀式であり、高位の区分に属する人々は守らなければならない。この儀式はドゥヴィジャと呼ばれる。ガルバダーマ・サンスカーラ制度にしたがう者はこの儀式によって二度目の誕生をすることになる。しかし、この儀式を守らない者は、ヴァルナーシュラマ・ダーマの原則から逸脱することになり、ドゥヴィジャ・バンドゥと呼ばれる。ブラフマナにとっての基本的職業は、神を崇拝することである。そして、他の人々にどのように神を崇拝するのかを教え、ヴェーダ文典を研究し、ヴェーダ文典を教え、他者からの慈善を受け入れ、それを再び他者への慈善としてもちいることである。

プララーダ、すぐれた献身者の中でも最高の者⑲

親愛なるユディシュトラ王よ。最も強力な主シヴァは弓に矢を番え、正午に悪魔たちの3つの住居すべてに火を放った。そして、それらの住居を破壊した。

空には飛行船に乗った高位惑星の住民たちが沢山のケトルドラムを打ち鳴らした。神々、聖者たち、ピターたち、シッダたち、その他さまざまな偉大な人物たちが完全な勝利願って主シヴァの頭の上に花を降り注いだ。またアプサラたちはとても喜んでマントラを唱え踊りだした。

おお、ユディシュトラ王よ。それで、主シヴァはトリプラリと呼ばれるのだが、これは悪魔たちの3つの住居を破壊し、これらを焼いて灰にしたことから名付けられている。主ブラフマーを筆頭にする神々たちから崇拝を捧げられて、主シヴァは自分の国へと帰って行った。

主・シュリー・クリシュナは人間として出現され、それでも主はたくさんの非凡なる素晴らしい活動を自身のエネルギーによって行った。これまでに偉大な聖者によってすでに語られていること以上に私がさらに何を付け加えることができるだろうか?主の活動について正しい出典からこれらについて聞くだけで、誰でも浄化されることができる。
プララーダ、すぐれた献身者の中でも最高の者⑱

悪魔たちの死体が甘露に触れると、その死体は雷に打たれたようになった。大きな力を与えられて、死体は雲を貫く稲光のように起き上がった。

主シヴァを見ると非常に残念そうに失望しているようだった。至上神格権現・主ヴィシュヌはマーヤ・ダナヴァの創り出したこの厄介な状況をそのように止めるかを考えていた。

それから主ブラフマーが子牛になり、主ヴィシュヌは牝牛になって、正午に悪魔たちのいる住居に入った。そして、井戸の中のすべての甘露を飲み干した。

悪魔たちはこの子牛と母牛を見ることができた。しかし、至上神格権現のエネルギーによって創り出された幻想のために、甘露を飲むのを止めることができなかった。強力な神秘力を持つマーヤ・ダナヴァは子牛と母牛が甘露を飲んでいたことを知るようになった。そして、このことは神の見えざる力であると理解することができた。それで、彼はどうしようもない悲嘆に襲われている悪魔たちに言った。

マーヤ・ダナヴァは言った:最高主によって、主自身またそのほかの者たちのために、あるいはその双方のために運命付けられていたことは、どこの誰であっても、それが神々、悪魔、人間であっても、それ以外のいかなる者でも、元に戻すことはできない。

ナーラダ・ムニは続けた:その後に、主クリシュナは宗教、知識、放棄、豪華さ、謹厳生活、教育、活動というご自身のエネルギーによって、主シヴァに必要なすべての装備を与えた。それらは二輪戦車、御者、旗、馬、象、弓、盾と矢であった。このようにして主シヴァは完全に装備が整えられた。彼は二輪戦車に座り、悪魔たちと戦うために弓に矢を番えた。


プララーダ、すぐれた献身者の中でも最高の者⑰

親愛なるユディシュトラ王よ。歴史的に非常に古い時代に、マーヤ・ダーナヴァとして知られる悪魔がいて、技術的知識に非常に優れていた。この悪魔の優れた能力のせいで、主シヴァに対する評価が下がったことがあった。そんなことが起こって、至上神格権現・クリシュナは主シヴァを助けた。

ユディシュトラ王は言った:どんな理由で悪魔のマーヤ・ダーナヴァが主シヴァの評判を打ち消したのでしょう?そして、どのように主クリシュナは主シヴァを助けたのでしょうか?そして再び主シヴァの評判を拡大したのでしょうか?どうかこれらの事柄について説明してください。

ナーラダ・ムニは言った:主クリシュナの慈悲によって常に力を与えられている神々たちがアスラたちと戦いを繰り広げている時、アスラたちは打ち負かされてしまったので、悪魔たちの中で最も強力なマーヤ・ダナヴァに助けを求めた。

マーヤ・ダナヴァは悪魔たちの中でも指導的な立場にあり、見えない住居を三つ用意して、それらを悪魔たちに与えた。これらの住居は金と銀と鉄でできた飛行船に似ていた。そしてそれらの住居には珍しい品々が積んであった。親愛なるユディシュトラ王よ。これら3つの住居のために、悪魔たちの指揮官は神々からは見ることができなかった。この優位性を利用して、悪魔たちは以前打ち負かされた敵への執念から、高位、中位、下位の惑星構成からなる三界を征服し始めた。

その後、悪魔たちは高位惑星系を破壊し始めると、それらの惑星の支配者たちは主シヴァに完全に身を委ねて言った:親愛なる主よ。三界に住む私たち神々は今にも征服されそうです。私たちはあなたに従っているのですから、どうか助けてください。

最も強力で大きな能力を持つ主シヴァは神々を元気づけて言った。「恐れることはない」。それから彼は弓に矢を番え、悪魔たちが陣取る3つの住居目掛けて矢を放った。

主シヴァに放たれた矢は太陽から炎のような光線が放射されるように見えた。そしてその放射される光がそれらの3つの宇宙船の住居を覆った。ところがその時にはもう宇宙船は見えなくなっていた。

主シヴァの黄金に輝く矢によって、それら3つの住居にいるすべての悪魔的な住民たちは命を失い、倒れこんだ。それから、強力な神秘力を持つマーヤ・ダナヴァはその神秘力で甘い蜜の出る井戸を創造しその中に悪魔たちを放り込んだ。

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